一言でいうと、必要に迫られて作ることになりました。
2013年、初めて購入したドライブレコーダーはアキバの裏通りの店先に並んだ数千円の「LE-DCR04-GPS」でした。
パッケージは英語表記のいかにも中華製の外観でスペックは
- 640 x 480dpi x 2(本体の前と後ろ)のデュアルカメラ
- GPSマップサポート
- Gセンサー
- レコーディング・ファイル・ビュアー(JPlayer.exe でもアイコンはなぜか ADRPlayer)
予想したとおり先行車のナンバープレートは目の前に停車していても識別できず本体後ろのカメラは室内撮影用?でした。でも、純正再生ソフトでは Google Maps で現在地が表示され遠距離ドライブの記録用には満足していました。しいて言えば純正再生ソフトで再生できる形でSDカードからデータを取り出せないことがネックでしたが、ドライブレコーダーの性質上改ざんできないようになっているのかとあきまめました。なので遠出のたびにSDカードが増えていきました。
ところが、2015年に Google Maps が新バージョンになってから純正再生ソフトを立ち上げると「script エラー」がでて地図が表示されなくなってしまいました。

どこかでソフトが更新されていないか、本気でググリまくりました。検索結果の最後のページまで読めないアラビア文字やロシア語のサイトも覗きましたが…ない。米国でも販売されていたので、きっと一人ぐらいツワモノが再生ソフトを作ってくれるだろう、口を開けて待ちましたが…落ちてこない。
LE-DCR04-GPS はフロントガラスに付けっ放しにしていたために前方カメラのプラスチックレンズが劣化して曇ってしまったので、2017年にカーナビを買い替えるときにドライブレコーダー付きの「ECLIPSE AVN-D7」にしました。Full HD でキレイ、絞り?も自動調整されてホワイトアウトやブラックアウトなし。ドライブレコーダーとして不満はありません。でも、自分が半分映り込む室内カメラが恋しい(動画の自撮り棒)。お子ちゃまがチャイルドシートでワンマンショーもいい思い出になるし。
同じ再生ソフトが添付されていた前方と室内のデュアルカメラ「DVR-R300」をAmazonで買いました。当然地図は表示エラー。何とかなるさ…きっと、たぶん。

で、なんとか地図付きで再生できないかと作ったのが『旅ログviewer』です。県をまたいで遠出した時にどのあたりなのか縮小地図も表示するようにこだわりました。実際のところ、手作業での kmlファイルの加工は面倒ですが、塩漬けのSDカードも日の目を見るので個人的には満足しています。サイトアップ用の動画を撮りに出かけた伊豆半島ドライブは選択ミスで、上記の区間で20個のトンネル分を補正する羽目になってしまいました。
おちがあります。サイトにアップする段になって 「DVR-R300」 の室内動画を切り外せないことに気づき、急遽「AVN-D7」の動画、位置データに差し替えました。「DVR-R300」の軌跡は道をいとも簡単に外れますが、さすが本業カーナビの「AVN-D7」の軌跡は道路を外れません。位置情報の元データが kmzファイル(gx拡張あり)形式なので、加工手順が異なります。

了
