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旅ログviewer sio-musubi とは

 ドライブレコーダーで記録された動画の再生と、位置データの地図上への表示を、行程(移動区間)単位でおこなう再生専用アプリです。このアプリはローカルデータの変更・(インターネットを通じての)外部への持ち出しはしません。

 地図データは OpenStreetMap、表示には Leaflet に kml ファイル用のプラグイン L.KML.js を組み合わせています。

 ソースコードは JavaScript で記述し、ブラウザに表示再生させています。スプリクト言語なので改ざん防止のためにソースコードを開示しますが、コピーおよび改造品の配布・転載を禁止します。いわゆるフリーソフトですが、著作権は放棄しません。

 もし自分の旅ログをネットにアップされるなら、ここだという画面をキャプチャした静止または動画が適当だと思います。自宅の座標をさらすことなく、容量を抑えられます。

ドライブレコーダーの純正再生ソフトとどこが違うのか?

 ドライブレコーダーの『純正再生ソフト』は事故前後などの数分間を切り出す(素早く特定して再生する)ことに特化しています。たとえるなら、動画DVDで『純正再生ソフト』はチャプター再生、『旅ログviewer sio-musubi』は通常再生のイメージです。※1

 また、『純正再生ソフト』はタイトルやコメント、地図の特定位置にマーク付けなどができませんが、『旅ログviewer sio-musubi』であれば可能です。※2 

 同じ場所で撮影した写真を連結して動画にすれば、地図に撮影位置をマーク表示させてのスライドショーも可能です。(Fig.1-02)

※1:『純正再生ソフト』で読み込むと、記録されているデータ(動画、GPS位置情報)は、1分弱で区切られ、これが数~数10まとまってブロックを形成しています。サムネイルがあるものはブロックの先頭画像が表示されているでしょう。『純正再生ソフト』はこの区切り(トラック)を選んで再生しますが、再生は一方通行で、再生中にこのトラックを超えて前に戻ることはできず、トラックを選び直す必要があります。

※2:『旅ログviewer sio-musubi ver1.0』で扱える動画は mp4、GPSデータは kmlファイル形式(gx拡張なし)に限定されます。ブロックの結合や場合によっては動画ファイル形式の変換など、動画編集ソフトやテキストエディタを使って手動で加工する必要があります。

(スライドショーの例)

Fig.1-02

動作環境

  • 表示地図データを取得するためにインターネット接続が必須です。
  • 画面サイズの制約から、パソコンを前提にしています
  • マシンスペック : 再生だけであれば、Fig.1-01レベルの動画・地図データで
PC :DELL® LATITUDE E5500 (2008年8月モデル)
CPU:Intel® Core™ 2Duo 2.53GHzx2
グラフィック:Mobile Intel® GM45 Express Chipset(CTG)
メモリー:4GB
OS :Ubuntu 20.04.2LTS 64ビット

でも気になりませんでした。動画編集にはもっと上のスペックが必要でしょう。動画編集ソフトや元データにもよるのでトライしてみてくださいとしか言えませんが。

  • OS : 日本語Windows10 Home 64ビット、Ubuntu 20.04.2LTS 64ビットで確認済です。
  • ブラウザ : 2021年7月17日時点の最新版 日本語Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Google Chromeで確認済です。

旅ログviewerで再生するためには

Fig.1-03

思い出を旅ログに

ドライブレコーダーを導入する目的は事故やあおりなどの危険運転の記録です。でも、せっかくの旅先での一期一会のドライブ風景を上書きで消してしまうのはもったいない。データの加工は少し手間ですが、感動を思い出しながらあなただけの「旅ログ」を残してみてはいかがでしょう。